「あの子、高1の時にレイプされた子でしょ。近付きたくないよね~」
「だよね!汚れる~笑」

何人かの女子があたしの話をしている。いいの、本当のことなんだから。

放課後になったけど、なんだかまだ帰る気分にならなくて、ボーッと外を眺めてた。
「ね?何ボーッとしてんの!」
いきなり軽そうな男子が話しかけてきた。
「ほっといてよ。」
「ほっとけるかよ~ 寂しそうなんだもん!」
「どうせあんたもあたしの噂聞いてるんでしょ。」
「あぁ、あの噂ね!だけど俺はそんなんで軽蔑したりしないから。」
「あっそ… じゃ、あたし帰るから。」
「おう。また明日な!」