あたしには、どうしても消せない過去がある。あたしなんかを好きになる男の子なんていない。あたしだって絶対恋なんかしない… そう思ってた。


高1になったばかりのころだった。

「やだ!やめてっ。」
「ごめんね~。やめるわけにはいかないんだよねぇ」
今日初めて着た
真っ白なセーラー服が
ビリビリに破かれる。
「これだから処女はいいんだよね~」
「誰か助けて…っ。」


この日からあたしは
変わってしまった。
誰とも関わることなく
一年が過ぎた。