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「ねぇ、こっち向いて」

私がカメラを持ちながら、夜空にそう言うと、彼はこっちを向いてくれた。


"カシャッ"


彼は撮られると思っていなかったのか、珍しく目を見開いている。私は思わず笑ってしまった。


「夜空めっちゃ驚いてる笑」


「…うるさいな」


そういう夜空の顔は赤く染っていた。





そう、実は私と夜空は、あの出来事から半年後に、私から告白して、付き合うことになったのだ。今日でちょうど、付き合ってから半年がたった。