1番上まであがると2人で手を合わせた。

おみくじを引くとお兄ちゃんは中吉、未央は大吉をひいた。

「今年は未央が幸せになるといいな」

未央は恋愛の所を見るとそばに居る、気づけと書かれてあった。

未央はおみくじを結んでいるお兄ちゃんを見た。


そばに居るか……もう気づいちゃったかもしれない

未央は寄っていき「私のも結んで」とお願いした。

階段を降りていくとたくさんの出店が並んであり、未央は目を輝かせていた。

「未央、買ってやるけど、夕食は予約してあるから程々にな」

「食べれるんじゃないかなぁ、年末から私よく食べてるから(笑)」

「なら、いいけど」

楽しいね、とキョロキョロと店を見ていく未央

おもちゃが売っている屋台を見つけるとシャボン玉を欲しいと言った。


透は未央の手を繋いで駅まで行き、2つ進んだ駅に着いた。

少し歩くとうなぎ懐石と書かれてあった店の前に到着した。

「お兄ちゃん、高いよ、絶対」

「予約いれてあるから入ろう」