「俺は未央を送ってからゆっくり食べるよ、まだ時間的に早いしな」
「あ、うん」
「バイトは正月休みは?」
「えっと明日から3日までだよ」
「じゃあ、ちょっとゆっくり出来るな」
「うん」
未央の支度が出来てバイト先まで送っていった。
帰りも迎えに来るから…と
「大丈夫だよ?」
「せめてこっちにいる間は送らせて欲しい」
「…ありがとうございます、じゃあ、行ってきます」
朝迎えに行き、2人で朝食を軽く食べた。
今日は小さなおにぎりを2個
ふぁぁとあくびをする未央について行き透もベッドに入る。
「昨日テレビ見てたら俺も寝不足でさ、一緒に寝よ」
「狭いよ」
「いいからおいで」
未央は仕方ないなぁと言いながら布団に入った。
もっと寄ってと抱きついてくる。
「この前さぁ、未央がうなされてたんだよ」
「あー、嫌な夢とかよく見る」
「睡眠が浅いからだろうな、だから今日はゆっくり、たっぷり寝よ」
「…うん」
透は未央の腕を自分の体に回した。
「おやすみ…側にいるからな」
お兄ちゃんの懐は暖かくてぎゅって抱きしめてくれて…すぐ寝ついてしまった。