「未央のバイトの時間に俺は寝るから一緒にはならないかな」

「そ、そうだよね、うん」

「メシはまかせろ」

「じゃあ、宿泊代としてごちになります(笑)」


お腹いっぱいと昼ごはんを済ませると未央はまた寝室に行った。


透はベッドに腰をかけて未央の頬をそっと触った。

「痩せすぎだよ、未央…」

「んー、んー」

未央の唸る声がした。

夢にうなされてるかな?

透は未央の隣に横になり軽く抱きしめた。

自然に未央は透に抱きついて、唸り声は寝息に変わった。



未央はいい匂いで目が覚めた。

目を擦りながらリビングダイニングに行くと肉を焼いている。

「お肉だ!」

「今日は誕生日だから肉にしたぞ」

「やった!いいの?」

「もう焼いてるし(笑)」

食って免疫力つけないとまた風邪ひくからなとお肉をひっくり返しながら言われる。

「お腹いっぱいにするとドリンク飲めないし、飲んだら食べれないしね」

「だから痩せるんだよ、俺がいる間だけでも食べさせるからな」

「はーい」

美味しそう…「いただきます、んっ、うまぁ…あれ?私だけ?お兄ちゃんは?」