「ごめん、買い物してた、未央んち何もないからな」

「仕方ないんですよ」

未央のマンションに2人は入っていく。

「シャワーいいですか?」

「もちろん」

シャワーから出るとたまご粥が出てきた。

「軽く朝ごはんな(笑)」

「ありがとうございます…温まります」

食べながら話って?と言うと先に寝てもいいと言ってくれたので先に睡眠を摂ることにした。

すっかり体がショートスリーパーになっている未央は昼過ぎに目覚めた。

リビングダイニングに行くとパソコンに向かっているお兄ちゃんがいた。

「起きたか?」

「はい」

ソファに未央は座ってお兄ちゃんの仕事を見ていた。

「お兄ちゃん…は…いつから仕事?」

今までは春名先生と呼んでいたがお兄ちゃんの方が呼びやすいし、教師にはなってないのでお兄ちゃんと呼んだ。

「3日に展示会がこっちであるんだよ、6日に帰るかな」

「そう…」

「そうだ、未央、ここに泊めてほしい」

「え?ホテルとってないの?」

「うん、未央が心配だし」

「大丈夫って言ってんのに」

布団とかないよと言うと未央のベッドでいいよと言うのだ。

「えっ?」

未央は頬を赤らめた。

「変な事は禁止だからね」

「変な事って?」

「そ、それは…わかるでしょ!もう!」