クリスティーナが幽閉されている部屋は、外に立っている見張り役によって鍵がかけられている。
ケイティが出入りする時は、中からノックをして名乗り、鍵を開けてもらっていた。
クリスティーナも初めは、ケイティの口調を真似て見張り役にドアを開けさせようかと思ったが、たとえドアが開いて見張り役を倒したとしても、そのあと塔の中をどう逃げればいいのか分からない。
それならと、誰にも見つからないように、こっそり窓から抜け出すことにした。
下を見下ろしてみると、4階分くらいの高さがあり、飛び降りて無事ではいられそうにない。
そこでクリスティーナは、無駄にたっぷりと生地を使ったドレスで、脱出用のロープを作ることにしたのだった。
ドレスから切り落とした長い布をねじり、別の布と固く結んでまたねじっていく。
これくらいあれば大丈夫だろうと思った時には、ドレスの裾は膝よりもかなり上の位置までなくなっていた。
(わっ、大変!ミニスカートになっちゃった。でもまあ、仕方ないわよね。背に腹は替えられないもの)
ブランケットの下で、手探りでしっかりとロープの結び目を確認し、これでよしと頷く。
あとはひたすら脱出の好機をうかがっていた。
ケイティが出入りする時は、中からノックをして名乗り、鍵を開けてもらっていた。
クリスティーナも初めは、ケイティの口調を真似て見張り役にドアを開けさせようかと思ったが、たとえドアが開いて見張り役を倒したとしても、そのあと塔の中をどう逃げればいいのか分からない。
それならと、誰にも見つからないように、こっそり窓から抜け出すことにした。
下を見下ろしてみると、4階分くらいの高さがあり、飛び降りて無事ではいられそうにない。
そこでクリスティーナは、無駄にたっぷりと生地を使ったドレスで、脱出用のロープを作ることにしたのだった。
ドレスから切り落とした長い布をねじり、別の布と固く結んでまたねじっていく。
これくらいあれば大丈夫だろうと思った時には、ドレスの裾は膝よりもかなり上の位置までなくなっていた。
(わっ、大変!ミニスカートになっちゃった。でもまあ、仕方ないわよね。背に腹は替えられないもの)
ブランケットの下で、手探りでしっかりとロープの結び目を確認し、これでよしと頷く。
あとはひたすら脱出の好機をうかがっていた。