この話題はダメだ
そう思い
「春琉くんって兄妹いるの?」
そう聞いた
聞いたら少し寂しそうな顔をしながら
「僕一人っ子なんだ、優季は?」
と聞かれた
そうなんだ一人っ子かそう思いながら答えた
「私はおと、、お兄ちゃんがいる!!この学校の3年生だよ!」
少し口が滑ってしまったがそう答えた
春琉くんは興味津々な様で
「お兄さんの名前は?」
そう聞かれた
「一ノ瀬凪央だよ」
そう答えた
「凪央先輩か、今度話してみたいな、優季の事も」
そう微笑みながら言われ私は固まってしまった
どうしようそう思いながらも
「あ、、、、うん、、」
そう曖昧に答えてしまった
「優季、?」
そう心配そうに聞かれてしまい
微笑みながら誤魔化すように
「なんでもないよ」
そう言ったその時

~キーンコーンカーンコーン~

昼休みが終わる合図がした
正直ほっとしていたら
「あ、もう昼休み終わりだ!」
と春琉くんが言った
私は微笑みながら
「また放課後ね!」
そう言ったまた放課後と返ってくるのを待っていたが
「またほうか、、、あ、ごめん今日友達と遊ぶ約束しちゃった」
、、、え?そう思ってしまったが
「そっかそっか、楽しんできてね」
悲しかったけど春琉くんが友達と上手くいっていると思うと自分のことかと思うぐらい嬉しかった
「また、明日の昼休みと放課後空けとくから一緒にいてくれる?」
そう聞かれ私は笑いながら
「もちろんだよ」
そう言った
「じゃあ教室戻ろっか」
そう言われあ、と思い
「私やる事あるから少しここに残る」
苦しい言い訳かなと思いつつも言った
春琉くんは少し不思議そうな顔をしたが、微笑み
「じゃあ僕先に行くね。またあした」
そう言ってくれた
何かおかしいとは勘かれてはいるとおもうが突っ込まないでいてくれた
春琉くんは優しいなあそう思いながら
「またあした」
と手を振りながら言った
春琉くんは手を振り返し、屋上をあとにした
春琉くん、、、ごめんね
そう思いながら私は空を見上げた