次の日。
私は待ち合わせ場所に到着した。
すでに浜崎くんは到着していた。
「ごめん。待った?」
「ううん。今来たところだから。それじゃ、行こう」

「昨日いろいろ調べてきたんだけど、この近くに遊園地があるみたいだからそこに行ってみない?」
「うん」
夏休みのせいか、たくさんの人がいた。
最初に入ったのは、マジックミラーハウスだ。
たくさんの鏡があって、なんとも不思議な感覚だった。
次はプラネタリウムに入った。
暗闇の中に輝く星座がとても綺麗だった。
プラネタリウムを見たあと、フードコートでお昼ご飯を食べることにした。
「西沢さん、楽しい?」
「あ、うん!楽しいよ」
「ならよかった」
ニコニコと浜崎くんが笑った。
「…ずっと不安だったんだ。今まで付き合ってきた人子たちはみんなデートしてる途中とかに別れ話してくることが多かったから」