桜が嬉しそうにしていた。
昼間はかなり怖がっていたので、少し安心した。
「お待たせしました。食事をお持ちしました」
若い男性が二人分の食事を持ってきてくれた。
「拓真さん?」
桜がその男性を見て、桜が驚いた顔をした。
「桜?お前もきてたのか」
男性も驚いた顔をして桜を見ている。
「鈴、この人が前に私と樹のこと助けてくれた拓真さんだよ」
「はじめまして。五条拓真です。よろしくね」
「西沢鈴ですよろしくお願いします」
とても優しさそうな人だ。
「こっちに引っ越してきた時は驚いたけど、楽しそうにしててよかった」
「友達もできて学校も楽しいですよ。樹も楽しそうにしてるし」
「よかった。夕飯冷めないうちにどうぞ」
「はい。いただきます」

夕飯を食べ終わると、私たちはお寺に戻った。
お寺には浜崎くんと樹くんもいた。