「それじゃあ…夏休みに見たい映画があるから、一緒に行かない?」
「いいよ。夏休みね」
「ありがとう。じゃあおやすみ」
「うん。おやすみ」

翌日の朝。
「おはよう。西沢さん」
誰かの声がして、目を開けた。
「ん…浜崎くん⁈」
すぐ近くに浜崎くんな顔があった。
「驚かせてごめん。なかなか起きなかったから」
「あ、そっか…ごめん」
まだ心臓がドキドキうるさい。
「浜崎くん体調は大丈夫?」
「うん。もう平気、家に帰って親とも話してみるよ」
「よかった。朝ごはん作るから、待ってて」
「俺も手伝うよ」
卵を冷蔵庫から二つとベーコンを冷蔵庫から取り出す。
「俺は何すればいい?」
「じゃあサラダ作ってくれる?野菜出すから目玉焼き見てて」