私もその方がありがたい。
「送ってくれてありがとう」
「うん。じゃあまた明日ね」

リビングのソファーに座って、スマホを見るとお母さんから着信があった。
『今度の休みにおばあちゃんの様子見に行ってくれない?それと、今年の鈴の誕生日は、お母さんもお父さんも仕事が片付きそうだから、家でお祝いできそうなの。食べたい物とか考えといてね』
「やったぁ!」
高校に入ってから一度も会えていなかったので、すごく嬉しい。
おばあちゃんもこの間お見舞いに行ったら元気そうにしていた。

その日の夜は、ぐっすり眠ることができた。