浜崎くんも到着したようだった。
「西沢さんよろしくね」
私の隣に来ると、笑顔で言った。

私たちがきてからすぐに続々とほかの生徒たちもやってきた。
「では、全員集まったようですので、始めたいと思います」
委員長らしき男子生徒と、女子生徒が前に立っている。
「では、まずは自己紹介からの始めましょう。俺は三年一組の酒井壮馬です。委員長を務めています。一年生の皆さんはわからないことがあれば、なんでも聞いてください」
次にその隣に立っている女子生徒が話し出した。
「私は副委員長を努めています。三年一組の秋本沙月です。図書委員の仕事はたくさんありますが、あまり気負いせずに楽しくやっていきましょうね」
それから次々に自己紹介していって、私の番になった。
「一年三組の西沢鈴です。わからないことも多く、ご迷惑をおかけしするかもしれませんが、よろしくお願いします」
そして、最後に浜崎くんの番になった。