そのうえ、 「なんでメッセージ送ってるのに、反応してくれないの!?」 とか、朋美の束縛は激しいし、もう最悪って感じだった。 そんな日々が続いて、しばらく経った、その日。 静が、俺のいる職場を辞めた、その日。 風呂からあがったあと、何気なく手に取った携帯電話に、不在着信を知らせる表示があった。 ……もう二度と、表示されることがないと思っていた、静の名前が、あった。