家に帰ってから、私はソファーになだれ込むように座り込んだ。


「もっかい俺学校戻るから、待っててね。あ、何か食うもんだけ作ってく?」


「大丈夫です、それより、本当にごめんなさい。私のせいでこんな事態に……。」


「いいんだよ、本当にすぐに帰ってくるから……。」


それだけ言って、紺野先生はまた家を出て行った。


1人になった部屋でため息が出た。


やだなぁ、私のせいで、先生にこんなにも迷惑かけて……。


というか、ずっと思ってたけど、なんで旗本先生は私と紺野先生の同居のことを知ってたんだろう。


まぁ、こんだけ近所だもんね、いずれはバレると思ってた。


あとびっくりしたのが、旗本先生が私を好きだって言ったこと。


それが、紺野先生の言っていたことに一致していたのがショックだった。


それに、男の人にあんな乱暴に扱われるなんて、初めてのことで恐怖心がまだある。


保健室で、抱こうとしたなんて言われてもね……。


とにかく、今は紺野先生の帰りを1人静かに待つしかない。