「一緒に行くよ。あと無理してブラックとか飲まなくていいから。月葉が甘党なのはバレてるから。」


「えっ、ちょっとカッコイイの頑張って飲んでたのに!」


「その前にプリンだのゼリーだのいっぱい食ってただろーが。」


取り繕ってるつもりだったのがまた可愛く思えた。


月葉は結局ホワイトラテを頼んで、2人で公園内にあるベンチに座った。


「先生、私の性格に憧れてるって言ってくれたことあったでしょ?あれ、すっごい嬉しかったんだよね。」


「俺は、本当に好きな人が出来た時にカムフラージュするためなのか、とにかくチャラチャラした人を演じてたから。その点、月葉の図太いところが好きなんだよ。」


「えっ、それでチャラ男を演じてたの?」


あ、ずっと秘密にしとこうと思ってたことを言ってしまった。


まぁいい、こんなんで月葉が冷めたりしないってもう知ってるから。


「俺、柔らかいって言われたの気にしてるけど?」


「ん、それは先生の雰囲気の話。チャラ男って言っても、ちゃんと色んな人の話に反応してるでしょ?ある意味それは優しい人なんだなってわかったの。」


「優しいって言えばいいのに、照れて柔らかいとか言ったんだろ。」


「違う違う、先生優しいじゃなくて柔らかいって感じだもん。」