けいたくんは不思議で不思議でしょうがありませんでした。




「まどかちゃんって子はどんな子だったの?」



けいたくんはまわりにいる動物たちに聞きました。



「まどかちゃんはね、皆が認める優しい女の子だよ。」




「まどかちゃんは、甘いものが大好きなんだよ。」




「自分が甘いものが大好きなのに、いつも僕らが近くにいると、お菓子をくれたんだ」



「けいたくんにも、よくお菓子をあげていたんだよ!!」



皆が口々に言うこと・・・



それは、まどかちゃんはとっても優しい女の子だということ。



けいたくんはまどかちゃんのことを聞いても思い出せませんでした。




「そうだ。森を出てまどかちゃんに会いに行けば、なにか思い出せるかもしれないよ。」



赤いリボンに首から鈴をぶら下げている猫がいいました。



みんなも賛成して、けいたくんはまどかちゃんを探す旅に出ることになりました。