「湖の妖精さん。いたら返事くださいな」


まどかちゃんは湖に向かって言いました。


すると湖の妖精は返事をしました。


「あら、まどかちゃんじゃない・・・。こんなとこでどうしたの?」



湖の妖精はまどかちゃんに聞きました。



「けいたくんを探しているの。」



まどかちゃんは答えました。



「もう夜も遅いから、私の家でお休みなさいな。」


湖の妖精は言いました。


「ありがとうございます。湖の妖精さん」



さきほどまでなかったところに小屋が出没した。



「湖の妖精さん。どうか、どうか・・・恐ろしい魔物が出るという噂のこの森から、私を守ってはくださいませんか・・・?」


まどかちゃんは湖の妖精にひざまづきお願いしました。



「いいですとも。かわいいまどかちゃんを守ってさしあげますわ。」


湖の妖精はまどかちゃんにそういいました。