再び歩き始めたまどかちゃん。



まどかちゃんのやる気とは反対にどんどん空が暗くなって行きました。


「大変だ・・・。まどかちゃん。」



黒いシルクハットをかぶったウサギは言いました。



「なにが大変なの?うさぎさん?」


「もう空が暗くなって、夜になってしまったよ・・」



「暗くなっただけよ、先を急ぎましょう。」



まどかちゃんはこの森の恐怖を知らなかったのです。


「まどかちゃん。この森の夜をなめちゃだめだよ・・」



「恐ろしい魔物が出る噂なんだから・・・」


赤いキャップをかぶったりすが言いました。


「魔物・・・。」



まどかちゃんはだまってしまいました。


「まどかちゃん。」



「でも、噂なのよね。」



「そうだね。」



まどかちゃんはまた歩き始めました。



外が真っ暗になった頃、まどかちゃんたちは湖につきました。



その湖にはつきが反射していてとても綺麗でした。