恋愛(ピュア)
完
- 作品番号
- 1723952
- 最終更新
- 2024/06/30
- 総文字数
- 57,888
- ページ数
- 118ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 5,115
- いいね数
- 18
キミと迎える夜明けは。
キミとみる朝日は。
どれほど、美しいのだろうか。
*
よあけとあさひ
- あらすじ
- 生まれつき心臓が弱く、生きる希望を失っていた"アサ"のもとにあらわれたのは、いつでも前を向いて明るく笑っている"ヨル"だった。そしてアサがずっと隠してきたとある秘密を知られてしまいーー。
この作品のレビュー
この作品の感想ノート
……っぐすん、うっ、わああ〜〜〜んっ。
後半、涙が止まる気がしません彩空です。おそらく、こんなにキモい登場の仕方をする奴は私しかいないでしょう😭
もうね、最初ふむふむ、これは泣かずに楽しんで読めるぞとかくそ楽観視して読んでたんだ。それなのに、なんか泣いていたんだ。(語彙力崩壊)
ヨルくんがアサちゃんに送った手紙の最後はまるで希望に満ちていて、すごく胸が温かくなりました。
そして、アサちゃんはヨルくんに酷いことを言ってしまう。アサちゃんの葛藤は読んでいて本当に苦しいものだったけど、手紙を書こうと頑張るその姿に思わずエールを送ってあげたくなります。そして、そんな最中。マリちゃんがブレスレットを作ろうとアサちゃんを誘うけれど、アサちゃんは聞く耳を持たない。咳を繰り返すマリちゃんに、私の中で焦燥感が募りました。
翌朝、アサちゃんはマリちゃんが亡くなったことを知るシーンでは、悲しみが体の底から湧き上がってくる感覚に口元を押さえました。そして、夢の中でマリちゃんがアサちゃんに言った最後の言葉。私は、マリちゃんはアサちゃんを罵倒するものだと思っていました。だけど、マリちゃんは「これ、アサちゃんにあげる」と言った時、ああ、この子はなんていい子なのだろうと改めて思いました。
そして、アフリカンマリーゴールドの花言葉。
「逆境を乗り越えて強く生きる」
まだ幼いマリちゃんは、私が思っていたよりもずっと、強くて優しい子なのだと思った時、言いようのない感情で胸がいっぱいでした。
そして、アサちゃんを慰めるために病室に来たヨルくんや、カーテンを開いて冷たいながらもアサちゃんを慰めようとしたアス。それぞれがそれぞれに違う想いを抱えて、それでもお互い理解しようと譲り合って、素直になれないことが苦しくて、この作品に出てくるキャラみんなのことがすごく愛おしいです。そして何よりも、アサちゃんが成長していく過程はとても儚げで、それでいて強く、私に勇気を与えてくれます。この子の成長を見ることができて、彩空は本当にしあわせです。
ページを読む手が止まらず、結末を知るのが怖い反面、たくさん泣いて目を真っ赤に腫れさせてブスになりたいなと阿呆が思うことを本気で思いました。
長ったらしくて拙い感想、失礼しました……😭またこいつが泣きついてくると思いますんで、その時は優しく慰めてやってください。