ヒョロリと背が高いと思っていたけれど、その背中にはしっかりと筋肉もついているみたいだ。

竜二にたくましさを感じて心臓がドキドキする。
「お、重たかったらごめん」

そう声をかけて竜二の背中に乗る。

竜二の背中はとても大きくて体温は熱いくらいで、緊張して心臓が止まってしまうかと思った。

「すっげー軽いつーの」
そう答える竜二の耳が、後ろから見ると真っ赤に染まっていたのだった。