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公園から出ると辺りはすでにオレンジ色に包み込まれ始めていて、以外と時間がたっていることに驚いた。

ピエロのことばかり考えていたから、時間の感覚がなくなっているみたいだ。

「今日はもう帰ろう。明日なら朝から動けるよな?」
バス停へ向かいながら健太に質問されて私は大きく頷いた。

明日が日曜日でよかった。
「みんなは?」

健太が他の2人へ視線を向けると竜二も綾も頷いてくれた。
「ごめんね、みんなの休日を潰しちゃって」

「そういうこと気にするなって言っただろ?」