次の日から、学校で見かける工藤くんは、眼鏡をかけていなかった。
コンタクトの調子がいいのだろう、良かった良かった、と心の中でひとりごちていると、クラスの女の子達の会話が聞こえてきた。
「ねえ、工藤くんってコンタクトにしたのかな?」
「分かんない。たまたま眼鏡が壊れただけかもよ?」
「でもさ、眼鏡ない方がいいよね」
「うん、ちょっとかっこいいよね」
やっぱりそうか。
そう思うのは私だけじゃなかったんだ。
工藤くん、眼鏡ない方が絶対いいよ。
私は他人事なのに、なぜだか嬉しくなった。
翌週になっても眼鏡をかけない工藤くんに、
「やっぱりコンタクトにしたんだね」
と、女の子達は頷き合っている。
「なんか心境の変化でもあったのかな?」
「さあねー?」
そんなやり取りが聞こえてきて、私は少し後ろめたくなる。
そしてまた約束の土曜日がやって来た。
コンタクトの調子がいいのだろう、良かった良かった、と心の中でひとりごちていると、クラスの女の子達の会話が聞こえてきた。
「ねえ、工藤くんってコンタクトにしたのかな?」
「分かんない。たまたま眼鏡が壊れただけかもよ?」
「でもさ、眼鏡ない方がいいよね」
「うん、ちょっとかっこいいよね」
やっぱりそうか。
そう思うのは私だけじゃなかったんだ。
工藤くん、眼鏡ない方が絶対いいよ。
私は他人事なのに、なぜだか嬉しくなった。
翌週になっても眼鏡をかけない工藤くんに、
「やっぱりコンタクトにしたんだね」
と、女の子達は頷き合っている。
「なんか心境の変化でもあったのかな?」
「さあねー?」
そんなやり取りが聞こえてきて、私は少し後ろめたくなる。
そしてまた約束の土曜日がやって来た。