翔くんは私の身体を抱きかかえると、背後から私のことを貫いた。

手を着いている窓の外では、ビーチで遊んでいる人たちが大勢見える。遠目とはいえ、こんな淫らな姿を見られてはいないかと心配になる。


「翔くんっ……は…恥ずかしい、よ……」
「なんで? こんなに可愛いのに」


そんな風に言われたら、いたたまれない。


「あぁ……真衣が可愛いから、もう俺が限界だ」


そう言った翔くんは、私の手をしっかりと繋いだまま欲を放った。


ハワイに到着するなりたっぷりと翔くんに愛された私。まだ少し熱った身体にワンピースを纏って、瑠愛を連れてホテルバイキングへとやって来た。

ぐっすり眠った瑠愛は元気いっぱいで、それに加えてお腹がぺこぺこな彼女は、初めて体験するバイキングに大喜び。

食べられる物があるか心配していたけれど、瑠愛の口にも合ったようで安心だ。


「本当、食事も美味しい。翔くん、ありがとう」
「気にするなって。俺がやりたくてやってるだけだから」


そう言いながら、ビールを喉へ送った翔くん。

普段私たちと外食するときは飲酒しない彼も、今日は気にせずお酒を堪能している様子。

明日はビーチへ行く予定だから飲み過ぎないようにして欲しいけれど、たまにはこういうのもいいかもしれない。