「真衣も早く。瑠愛が起きる」
「えっ……」


本当に一緒に入るの?


「は、恥ずかしいよ」
「今さらなに言ってんだ。ほら」

「きゃっ……!」


脱衣所でまごついている私のワンピースを簡単に脱がせた翔くんに引っ張られ、バスルームに入った。

シャワーで軽く身体を流し、翔くんと一緒に湯船に浸かる。


「はぁ……いい眺めだな」
「うん。ハワイの景色がこんなに綺麗だって、知らなかった」

「違うって。俺の言う〝いい眺め〟って言うのはさ……」


翔くんの言っていることがわからなくて、彼の方へと顔を向けると、突然唇を塞がれた。

そして背後から私の胸を包み込むと、1番敏感な頂きに触れる。


「あっ……ちょっと! 翔くんっ…あん……」

「あぁ、ハワイの夜景と可愛い真衣の組み合わせなんて、本当〝いい眺め〟だ」
「やぁ……んっ」


そう言いながら、翔くんは私の太もも付近にまで手を滑らす。


「なんだ真衣、もうとろとろじゃないか」
「やだ……言わない、で……」

「なんで? 俺だって欲情してるんだけど」


そう言われてみれば、さっきから背中に硬い物が当たっているような。でも、瑠愛がベッドで眠っているのに、今ここでなんて……。


「真衣、声は我慢な」