風紀委員は自由な委員会だった。

髪の毛の色も、生活指導の日以外は自由だし、

ほんとにゆる〜い委員会だった。

先輩方も優しいし。
風紀委員になって、佐々木先輩と話す機会が増えてった。


「佐々木先輩、〇〇クラブの部費のことなんですが〜、、」

「あーこれね、、」

先輩は分かりやすく教えてくれる。

委員会が終わり、

「美月ちゃん♪今日誰と帰るの〜?」

「え?いつも1人ですが?」

「え!そーなんだ!一緒に帰っていい?」佐々木先輩は私の言葉を待っていた。

「どーぞ?」

「ありがとう!オレ〇〇線の電車なんだ!」

「え!私も〇〇線です笑」

ーーーーー

2人で、談笑しながら電車の座席に座ってる所、

「ねぇねぇ、あの2人付き合ってるのかなぁ〜?」

「えー、有り得ないっしょ〜笑」

同じ学校の女生徒が2人、つり革を掴みながら言う。

私はうつむいた。
私はともかく佐々木先輩がそんなこと言われて、、
申し訳なさ過ぎる。
私は小さな声で、
「ごめんなさい…。」

と言った。

「なんで?…」

私は顔を上げて佐々木先輩の顔を見た。

「……!///」私は驚いた。

「オレは…美月ちゃんが嫌じゃなかったら別に勘違いされてもいーよ?///」

佐々木先輩は、照れていた。

その言葉で、私は救われた。

電車に人がどんどん乗ってくる。

席を詰める佐々木先輩。

わ……近い。////っ

私は心臓の音が相手に聞かれるかもと、思いながらいた。

トクンッ トクンッ…

心臓の音やべー…////ッ

どーしよ、美月ちゃんと肩が触れてて、
オレの気持ち伝わってるのかもって勘違いしそー…。

「佐々木先輩、私この次なので降りますね?」

「え?あ、うん……///」

もう降りちゃうのか……、、

美月が降りようとしたら、
手をパシっと掴まれた!

「!…どーしましたか?」

「あの!えっと、また一緒に帰ろうね?///」

「///うん!」彼女はにこっと笑った、
その笑顔が心の底からだと分かった。

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