なんだか嫌な気がする。
ただそれだけだから、気のせいかもしれない。

都市伝説的な女子生徒だし、不思議な雰囲気をまとっていたっておかしくないし。

《早希:お礼のチョコレートも用意したし、あの子には本当に感謝してる》

《絵里香:うん。そうだよね》
とにかく早希は健康が戻ってきたのだ。

それでいいじゃないか。
絵里香は自分にそう言い聞かせたのだった。