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「友梨奈さまは神様だ!」
「友梨奈さまは神様だ!」
「友梨奈さまは神様だ!」

屋上に3人分の声が響く。

等の友梨奈は散歩に行くといってこの場にはいなかったが、詩乃と直斗がしっかりと絵里香をこの場に引き止めていた。

早希が教室へ戻れたことだけが、幸いだ。
「あんたもすぐに友梨奈さまのすごさがわかるよ」

詩乃が目をギラギラと輝かせ、コンクリートの上に座っている絵里香へ向けて言った。
「神様がこんなことさせると思う?」