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連絡を取り合った感覚でいうと自分たちよりも少し年上な気がしていたが、待ち合わせ場所の公園にいたのは絵里香たちと同年代の少女だった。

私服姿の少女の顔は青ざめていて、心配になるくらいに細い。
「はじめまして。連絡をした高野早希です」

「早希の友達の永山絵里香です」
少女はふたりの自己紹介に黙って頷いた。

後ろにある木製のベンチに座ると「私は花蓮。名前と見た目が全然違うから笑っちゃうでしょう?」

花蓮と名乗った少女は笑う。
だけど絵里香も早希も笑わなかった。

ふたりは花蓮を真ん中にしてベンチに座った。
「連絡返してくれてありがとう。同い年くらいでいいんだよね?」