そうだろうか?
絵里香は椅子に座って首をかしげる。

絵里香たちが見ることのできないインターネットの世界がどこまで広いのかはわからない。

そんなに簡単に噂に行き着くことができるかどうか、怪しかった。
《早希:お願い絵里香、調べてみてくれない?》

もし噂が本当なら早希の病気を治すことができる。
そう考えると調べ物をするくらい、どうってことはなかった。

絵里香はすぐに承諾するメッセージを早希へ入れたのだった。