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友梨奈がいつ連絡をしてくるかわからないから、基本的に自分たちに自由はないということになる。

絵里香は重たい気持ちで家にたどり着いていた。
途中まで早希も一緒に帰っていたけれど、会話はほとんどなかった。

友梨奈たちはあの廃墟を拠点として様々な人を集めているんだろうか。
あれじゃまるで洗脳だ。

まだ、洗脳だとわかっている間に友梨奈から離れないといけないが、そんなことをすれば絵里香にも病気を移動させられてしまうかもしれない。

「どうすればいいんだろう……」
まさに八方塞がりの状態だ。

絵里香はベッドに飛び込んでそのまま枕に顔をうずめたのだった。