ぐぅ~~~~。
大きな音が、救護所の中に鳴り響いた。
「しっ……失礼いたしましたぁ!!」
南条くんが、口元をこぶしで隠しながら、こらえきれないって顔で笑ってる。
うぅっ、恥ずかしすぎて、消えてなくなりたい……!
だけど、そう思う自分とは別に、助かった、なんて思う自分もいて。
だって、あれ以上見つめ合っていたら、ドキドキしすぎで心臓がどうにかなってしまいそうだったんだもん!
「そ、そうだ。お昼に食べようと思って、おにぎり持ってきたの。今、ちょっと食べてもいい?」
そう言いながら、南条くんがベッドサイドに置いてくれたわたしのカバンをガサゴソ漁る。
「ふふっ、これこれ」
わたし特製超特大おにぎり!
「ふたつあるじゃん。俺も腹減ったんだけど。詩乃のおにぎり、ひとつもらっていい?」
「どっ、毒は入ってないと思うけど、南条くんのお口には合わないかと」
愛莉さんちで出された『気軽につまめるもの』を思い出し、ぶるぶると首を左右に振る。
さすがにこんなものを南条くんに食べさせるわけにはいかないよ。
大きな音が、救護所の中に鳴り響いた。
「しっ……失礼いたしましたぁ!!」
南条くんが、口元をこぶしで隠しながら、こらえきれないって顔で笑ってる。
うぅっ、恥ずかしすぎて、消えてなくなりたい……!
だけど、そう思う自分とは別に、助かった、なんて思う自分もいて。
だって、あれ以上見つめ合っていたら、ドキドキしすぎで心臓がどうにかなってしまいそうだったんだもん!
「そ、そうだ。お昼に食べようと思って、おにぎり持ってきたの。今、ちょっと食べてもいい?」
そう言いながら、南条くんがベッドサイドに置いてくれたわたしのカバンをガサゴソ漁る。
「ふふっ、これこれ」
わたし特製超特大おにぎり!
「ふたつあるじゃん。俺も腹減ったんだけど。詩乃のおにぎり、ひとつもらっていい?」
「どっ、毒は入ってないと思うけど、南条くんのお口には合わないかと」
愛莉さんちで出された『気軽につまめるもの』を思い出し、ぶるぶると首を左右に振る。
さすがにこんなものを南条くんに食べさせるわけにはいかないよ。