「へ⁉」
「あ、待って待って! 蒼真じゃないからね。なんていうか……蒼真を一人にしたくなくて、今までそういう雰囲気になったことはなかったんだけど」
愛莉さんが、ぽっと頬を赤らめる。
「愛莉さん、好きな人がいるんですね」
わたしがそう言うと、愛莉さんはさらに顔を赤くして、両頬に手を当てる。
「向こうはあたしのことなんか、ただの幼なじみとしか思ってないかもしれないんだけどね…………あぁっ!」
愛莉さんが『しまった!』っていう顔をして、両手で口を塞ぐ。
それって……。
「ぜ、絶対大和には言わないで」
やっぱり、北澤くんのことだったんだ。
「そうだったんですね。わたし、応援します!」
うわぁ、そうだったんだ。
でも、そっか。幼なじみ三人組だと、二人がカップルになったら、残りの一人にさびしい思いをさせてしまうかもって思って遠慮しちゃうかも。
その点、南条くんにも彼女ができた今なら……って、待って。わたし、ニセモノの彼女なんだけど⁉
どうしよう。このままじゃ、南条くんが一人ぼっちになっちゃう。
だけど、愛莉さんの恋は応援したい。
う~ん……どうしたらいいの?
「あ、待って待って! 蒼真じゃないからね。なんていうか……蒼真を一人にしたくなくて、今までそういう雰囲気になったことはなかったんだけど」
愛莉さんが、ぽっと頬を赤らめる。
「愛莉さん、好きな人がいるんですね」
わたしがそう言うと、愛莉さんはさらに顔を赤くして、両頬に手を当てる。
「向こうはあたしのことなんか、ただの幼なじみとしか思ってないかもしれないんだけどね…………あぁっ!」
愛莉さんが『しまった!』っていう顔をして、両手で口を塞ぐ。
それって……。
「ぜ、絶対大和には言わないで」
やっぱり、北澤くんのことだったんだ。
「そうだったんですね。わたし、応援します!」
うわぁ、そうだったんだ。
でも、そっか。幼なじみ三人組だと、二人がカップルになったら、残りの一人にさびしい思いをさせてしまうかもって思って遠慮しちゃうかも。
その点、南条くんにも彼女ができた今なら……って、待って。わたし、ニセモノの彼女なんだけど⁉
どうしよう。このままじゃ、南条くんが一人ぼっちになっちゃう。
だけど、愛莉さんの恋は応援したい。
う~ん……どうしたらいいの?