そしてなんとか遅刻せずにすんだ。


「うぉー純!今度はどんな不幸があったんだー?」

純に問い掛けたのは、友達の翼。

「今日は目覚ましが落下してぶっこわれたみたいなんだよなー…
うぁー!最悪だー…!」


こうして翼に愚痴るのが純の日課。
そして何故かクラスメイト達も聞いていて、不幸話をしてはクスクス笑っている。
あ、ほらそこにも…


「はろーっ!
皆、お元気ングだった??」
意味不明発言をしながら教室に入って来たのはこの2-1の担任、美月沙弥…通称さやっぺ。

どうやら、お元気とキングをかけたらしい。


これはもう当たり前であって、おかしいとは思わない。


こんな日常が、360℃?フル回転するような日々になるとは、正直当てられたらすげーよな…