その日の夜。
今日の事件について、昴くんから話があった。
江口くんの話からすると、これまでわたしの私物を盗んだのは自分だと。
しかし、今回のことも含め、すべてペアの沙理奈ちゃんから命令されたと話しているらしい。
江口くんは、しばらくはボディガードから外れ、エスコート科でもう一度厳しく訓練を受け直すとのこと。
「江口くんがぼくたちイージスに嫉妬して…なんて言ってたけど、本当は沙理奈ちゃんがアリスちゃんに嫉妬して、嫌がらせするように江口くんに命令してたんじゃないかな?」
「だろうな。それなら、すべてに納得がいく」
「だけど、相手は三輪財閥のお嬢様。『わたくしは知らない』で突き通すだろうね」
そう言って、慎太郎くんはあきれたようにため息をつく。
三輪沙理奈ちゃんは、同じ2年A組のクラスメイト。
今日の事件について、昴くんから話があった。
江口くんの話からすると、これまでわたしの私物を盗んだのは自分だと。
しかし、今回のことも含め、すべてペアの沙理奈ちゃんから命令されたと話しているらしい。
江口くんは、しばらくはボディガードから外れ、エスコート科でもう一度厳しく訓練を受け直すとのこと。
「江口くんがぼくたちイージスに嫉妬して…なんて言ってたけど、本当は沙理奈ちゃんがアリスちゃんに嫉妬して、嫌がらせするように江口くんに命令してたんじゃないかな?」
「だろうな。それなら、すべてに納得がいく」
「だけど、相手は三輪財閥のお嬢様。『わたくしは知らない』で突き通すだろうね」
そう言って、慎太郎くんはあきれたようにため息をつく。
三輪沙理奈ちゃんは、同じ2年A組のクラスメイト。