「…そんなの無理だっ。金もないっていうのに――」

「それは心配しなくて大丈夫。学費やその他諸々の費用は、あたしがパパにお願いするから♪だから今よりも強くなって、将来あたしのボディガードになってよ!」


こうして、この3人はその強さはアリスちゃんに認められ、立派なボディガードになるべく、専門の学校へと通うことができるようになった。


「もうみんなにはバレちゃったし、入れ替わりも今ここで終了ってことでいいかな?ありすちゃん」

「うん、そうだね」


わたしたちは、顔を見合わせてにこりと微笑んだ。


「それにしても、どうして昴は本物のアリス様が別にいるってわかったんだ?」

「あっ、それぼくも思ったー。もう1人の存在を知らなくちゃ、ここに本物のアリス様を連れてくる指示なんてできないよね?」