「やめて! あさひちゃんに乱暴しないで! ついていくから、その手を放して!」
「望ちゃん!?」
ついていくなんて、何を言ってるの!?
驚いて望ちゃんの顔を見ると、いつもはかわいらしいまるい目がキリッとつりあがってる。緑色の目が濃くなって、強い意志がこめられている気がした。
「あさひちゃん、守ろうとしてくれてるのにごめんね。でも、私はあさひちゃんにケガとかしてほしくない。あさひちゃんは、私の護衛じゃなくて友だちなんだよ?」
「望ちゃん……」
確かにその通りだった。
私は望ちゃんの友だちとしてそばにいるんだ。
はじめは護衛を頼みたいなんて言っていた満さんたちも、基本はそばにいてほしいだけだと言っていた。
私が望ちゃんを守っているのは、私がそうしたいと思ったからだ。
でも、望ちゃんは?
望ちゃんは友だちに守られたいなんて思ってなかったんじゃないかな? はじめから、私を護衛にするのは反対だって主張してたし。
それに、逆の立場だったら私も望ちゃんにケガしてほしくないって思う。
「ほら、当の本人はそう言ってるぞ? 離れたらどうだ?」
ナイフを持っている男がニヤッと笑いながらうながしてくる。
私はもう一度望ちゃんの真剣な顔を見て、決めた。
「わかった。……でもその代わり、私もついていくから」
「望ちゃん!?」
ついていくなんて、何を言ってるの!?
驚いて望ちゃんの顔を見ると、いつもはかわいらしいまるい目がキリッとつりあがってる。緑色の目が濃くなって、強い意志がこめられている気がした。
「あさひちゃん、守ろうとしてくれてるのにごめんね。でも、私はあさひちゃんにケガとかしてほしくない。あさひちゃんは、私の護衛じゃなくて友だちなんだよ?」
「望ちゃん……」
確かにその通りだった。
私は望ちゃんの友だちとしてそばにいるんだ。
はじめは護衛を頼みたいなんて言っていた満さんたちも、基本はそばにいてほしいだけだと言っていた。
私が望ちゃんを守っているのは、私がそうしたいと思ったからだ。
でも、望ちゃんは?
望ちゃんは友だちに守られたいなんて思ってなかったんじゃないかな? はじめから、私を護衛にするのは反対だって主張してたし。
それに、逆の立場だったら私も望ちゃんにケガしてほしくないって思う。
「ほら、当の本人はそう言ってるぞ? 離れたらどうだ?」
ナイフを持っている男がニヤッと笑いながらうながしてくる。
私はもう一度望ちゃんの真剣な顔を見て、決めた。
「わかった。……でもその代わり、私もついていくから」