病院―

その知らせは急だった


『蛇花祐馬くんかな?』
『はい』

先生だろうか?
とにかく適当に返事をした

『君の目についてなんだが…』

一体何を話すのか…
声が暗いのが気になるな

『君の目が見えない原因は、目の中にあるレンズと言う場所が壊滅している事が原因だ。ここまでわかるかな?』

『はい…』

『とあるアメリカの病院でな、人工レンズを埋め込む手術を行っている病院がある』

(まさか…)

『どうだ?やってみないか?君の目が見えるようになるかもしれん…』

僕は嬉しいような嬉しくないような感じになった

もう、見えないままで良いのかもしれない
でも、僕はその世界を見てみたい気持ちもある

だからぼくは
『はい』
と答えた



『では、来月に出発するとしよう』






そして、僕の人生は大きな歯車を回すことになった