「え?」
顔を上げると、にかっと眩しく笑う日向と目が合い少しだけどきりとする。
「そのまんまだよ。人を照らしてあげる存在になりますようにって。だから柚のこと、どんな時でもどこにいたとしても必ず俺が照らすから。柚のことちゃんと見てるよ」
再び溢れて止まらない涙に、日向が少し困ったように笑いながら袖で拭ってくれた。
日向がいてくれるから、私は居場所がある。生きる理由がある。
だから日向が死んでしまう未来なんて考えたくなかった。一緒に生きていきたい。
日向に、生きることを諦めないでほしかった。
◆
キリのいいところまで書き終わり、ふぅと小さく息をつく。
柚は少し私に似ている。
顔を上げると、にかっと眩しく笑う日向と目が合い少しだけどきりとする。
「そのまんまだよ。人を照らしてあげる存在になりますようにって。だから柚のこと、どんな時でもどこにいたとしても必ず俺が照らすから。柚のことちゃんと見てるよ」
再び溢れて止まらない涙に、日向が少し困ったように笑いながら袖で拭ってくれた。
日向がいてくれるから、私は居場所がある。生きる理由がある。
だから日向が死んでしまう未来なんて考えたくなかった。一緒に生きていきたい。
日向に、生きることを諦めないでほしかった。
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キリのいいところまで書き終わり、ふぅと小さく息をつく。
柚は少し私に似ている。