たまたま骨折したおばあちゃんのお見舞いに病院に行った時に日向と会って、みんなには内緒ねと病気のことを教えてもらったのだ。
そんな日向は放課後によく屋上にいるらしく、最近では暇つぶしにと唯一病気のことを知っている私が呼び出されていた。
「辛いこと悲しいことがあった時、空を見ていればそんなものどっかに行ってしまう気がするんだ。だから俺は空に近いこの場所が一番好き。ここは俺と柚の秘密の場所な」
そう言って悲しそうに笑う日向に、私がかけてあげられる言葉なんて何一つ思い浮かばなかった。
日向のことをもっと知りたい、もっと支えになってあげたいと思うこの気持ちは、もしかして恋なのかな…?
◆
「ほらーチャイム鳴ったからおまえら席に着けー」
チャイムと同時に担任が入ってきて、慌ててスマホをポケットにしまう。
「んじゃー出席取るぞ。足立ー。上宮ー」
先生の声をぼーと上の空で聞きながら、ふと昨日の更新の時にそういえばコメントが来てたことを思い出す。
あとでゆっくり見ようと思ってそのまま寝てしまっていたからすっかり忘れていた。
そんな日向は放課後によく屋上にいるらしく、最近では暇つぶしにと唯一病気のことを知っている私が呼び出されていた。
「辛いこと悲しいことがあった時、空を見ていればそんなものどっかに行ってしまう気がするんだ。だから俺は空に近いこの場所が一番好き。ここは俺と柚の秘密の場所な」
そう言って悲しそうに笑う日向に、私がかけてあげられる言葉なんて何一つ思い浮かばなかった。
日向のことをもっと知りたい、もっと支えになってあげたいと思うこの気持ちは、もしかして恋なのかな…?
◆
「ほらーチャイム鳴ったからおまえら席に着けー」
チャイムと同時に担任が入ってきて、慌ててスマホをポケットにしまう。
「んじゃー出席取るぞ。足立ー。上宮ー」
先生の声をぼーと上の空で聞きながら、ふと昨日の更新の時にそういえばコメントが来てたことを思い出す。
あとでゆっくり見ようと思ってそのまま寝てしまっていたからすっかり忘れていた。