だけど、その日は結局小坂くんからの連絡は一つもなかった…。
*
「あ、空。おはよ」
「おはよう、お姉ちゃん」
次の日の朝、スマホを確認して何も届いていないことにがっかりしながらリビングに行くと、一足先に起きていたお姉ちゃんがパンをかじりながら笑顔で挨拶をしてくれた。
文化祭の日からお姉ちゃんと話すことがまた増えた気がする。
私が避けなくなったからかもしれないけど、昔みたいに話せる日々に少し嬉しい気持ちがあった。
「うわ、昨日の夜、高校生が事故に巻き込まれたらしいよ。しかもこの辺じゃん」
「え?…本当だ」
お姉ちゃんが見ていたニュース番組で、私も通ったことのある道が映し出されていて少しぞっとする。
身近で事故が起きたと聞いたら、怖くてその道を通りたくなくなる。
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「あ、空。おはよ」
「おはよう、お姉ちゃん」
次の日の朝、スマホを確認して何も届いていないことにがっかりしながらリビングに行くと、一足先に起きていたお姉ちゃんがパンをかじりながら笑顔で挨拶をしてくれた。
文化祭の日からお姉ちゃんと話すことがまた増えた気がする。
私が避けなくなったからかもしれないけど、昔みたいに話せる日々に少し嬉しい気持ちがあった。
「うわ、昨日の夜、高校生が事故に巻き込まれたらしいよ。しかもこの辺じゃん」
「え?…本当だ」
お姉ちゃんが見ていたニュース番組で、私も通ったことのある道が映し出されていて少しぞっとする。
身近で事故が起きたと聞いたら、怖くてその道を通りたくなくなる。