泣きそうな、だけどどこか吹っ切れたようなそんな清々しい笑顔だった。
「401号室。そこが日向の病室。さっさと行けば?」
「…っ!ありがとう!」
階段に走ろうとすると、「あのさ」と花織さんが呼び止めてきた。
「あのさ、私…」
◆
そこまで書いて机の上にスマホを置くと、ぐーっと凝り固まっていた体を伸ばす。
最近はあまり手が進んでいなかった小説活動が、なぜか今日はよく捗った。
柚と日向の物語もついに終盤を迎えている。
小説アプリを一度閉じてから、メッセージアプリを開く。
「401号室。そこが日向の病室。さっさと行けば?」
「…っ!ありがとう!」
階段に走ろうとすると、「あのさ」と花織さんが呼び止めてきた。
「あのさ、私…」
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そこまで書いて机の上にスマホを置くと、ぐーっと凝り固まっていた体を伸ばす。
最近はあまり手が進んでいなかった小説活動が、なぜか今日はよく捗った。
柚と日向の物語もついに終盤を迎えている。
小説アプリを一度閉じてから、メッセージアプリを開く。