それから莉央ともちゃんと話せたようで、すっかり元の二人に戻っていて他クラスや他の学年からの視線はまだ痛いけどそれでもなんとか平穏な日常が戻りつつあった。
ただ一つだけ前と違うのは、小坂くんがいないこと。
小坂くんはあれから学校に来ていない。
「莉央ちゃん委員会行ってるんだっけ?じゃあ俺と昼飯食う?」
「ううん、莉央、もうすぐ終わるみたいだからこれから合流するとこ。だから大丈夫だよ、ありがとうね」
「そっか。じゃあ莉央ちゃん来るなら俺は退散するよ」
本当は嘘だけど、すっかり信じ込んでいる山崎くんに手を振り返して中庭に行く。
山崎くんも莉央もさりげなくだけど私を心配してくれていて、なるべくそばにいてくれようとしている。
それがなんだか申し訳なかった。
大丈夫だと伝えているけど、きっとそうは見えないのだろう。
ただ一つだけ前と違うのは、小坂くんがいないこと。
小坂くんはあれから学校に来ていない。
「莉央ちゃん委員会行ってるんだっけ?じゃあ俺と昼飯食う?」
「ううん、莉央、もうすぐ終わるみたいだからこれから合流するとこ。だから大丈夫だよ、ありがとうね」
「そっか。じゃあ莉央ちゃん来るなら俺は退散するよ」
本当は嘘だけど、すっかり信じ込んでいる山崎くんに手を振り返して中庭に行く。
山崎くんも莉央もさりげなくだけど私を心配してくれていて、なるべくそばにいてくれようとしている。
それがなんだか申し訳なかった。
大丈夫だと伝えているけど、きっとそうは見えないのだろう。