私にどうしたら変われるのかと聞いてきた小坂くん。
あの日から小坂くんへの想いは封印してきた。
友達として、これから小坂くんの力になろうとそう決めたのに。
もう、友達ですらいられないのかな…。
「まあいいや。萩原さんと小坂の話をたまたま聞いた人がいるか、それとも他に小坂の秘密を知っている人がいるか。どっちかだね」
「そう、だね…」
「よし、じゃあ放課後聞き込み調査しようか」
「…え?」
「疑われたままは悔しいじゃん?」
すっかり真っ赤な顔から元に戻った一ノ瀬くんが、にやっと初めて見る顔をした。
*
「私が昨日日直だったから、この教室に最後までいたよ」
あの日から小坂くんへの想いは封印してきた。
友達として、これから小坂くんの力になろうとそう決めたのに。
もう、友達ですらいられないのかな…。
「まあいいや。萩原さんと小坂の話をたまたま聞いた人がいるか、それとも他に小坂の秘密を知っている人がいるか。どっちかだね」
「そう、だね…」
「よし、じゃあ放課後聞き込み調査しようか」
「…え?」
「疑われたままは悔しいじゃん?」
すっかり真っ赤な顔から元に戻った一ノ瀬くんが、にやっと初めて見る顔をした。
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「私が昨日日直だったから、この教室に最後までいたよ」