「嫌とは言わせないよ?」
「う…っ」
どうして今、一ノ瀬くんに壁ドンなんかをされているのかというと、遡ること三十分前…。
「空ごめんね、今日は真紘とデートする約束してて、一緒に帰れないや…」
「ううん、全然!ちょうど日直で帰り遅くなるし、莉央は山崎くんとのデート楽しんできてよ」
ごめんねと手を合わせながら山崎くんの元へ駆けていく莉央に手を振って、書き途中だった日誌に目を落とす。
四時間目の教科ってなんだったっけな…。
記憶を辿りながら日誌を埋めていき、気づけば教室には私一人残されていた。
気分転換がてら、軽く伸びをしながらポケットからスマホを取り出してnovelを開く。
◆
「う…っ」
どうして今、一ノ瀬くんに壁ドンなんかをされているのかというと、遡ること三十分前…。
「空ごめんね、今日は真紘とデートする約束してて、一緒に帰れないや…」
「ううん、全然!ちょうど日直で帰り遅くなるし、莉央は山崎くんとのデート楽しんできてよ」
ごめんねと手を合わせながら山崎くんの元へ駆けていく莉央に手を振って、書き途中だった日誌に目を落とす。
四時間目の教科ってなんだったっけな…。
記憶を辿りながら日誌を埋めていき、気づけば教室には私一人残されていた。
気分転換がてら、軽く伸びをしながらポケットからスマホを取り出してnovelを開く。
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