翌日。私はまとめた髪に、昨日そーちゃんからもらった星のバレッタをつけて登校した。


「ねえ。あの子だよ、澄野さんって」

「え〜。普通じゃん」


……ん?


私が下駄箱で上履きに履き替えていると、通りすがりの女の子たちに、やけにジロジロ見られることに気づいた。


なんだろう? 今日はやけに視線を感じるような……。

不思議に思いながら私が、2階の自分の教室へと向かって歩いていると。


「あの子だよ、想良くんの彼女」

「えーっ。うそー」


……え? 彼女?!


彼女って、なに!?


「おっ、おはよ……」

「あっ、澄野さん!」


私が教室に行くと、クラスメイトの女の子何人かがこちらに駆け寄ってきた。


「あの……澄野さん。想良くんと付き合ってるって、ホント!?」


……へ?