「いやあ!まさかまたお会いできるだなんて…!驚くこともあるもんですなあ」
「………ええと…、どうしてここが…」
「いやはや、どうしてでしょう?言うなれば運命のようなものに引き寄せられて……ですかね?」
「は、はあ…」
わっはっはっ。
なんて呑気に笑っていますが。
偶然を装うには無理があるんじゃないかな…。
だってここ、知っている人じゃないと見つけられないくらい隠れた場所にある小屋だから。
完全にわざわざ訪ねてきたよね、このひと……。
「今度こそ不審者だろウル……!こんなおっさん、オレ知らねーぞ!!」
「こ、このひとは少し前に私が道案内した人で…」
「道案内?たかがそんなことで、わざわざ家にまで来んのかよ?」
「うん…、私もよくわからない…」
それは翌日のこと。
鷹とお散歩の準備に取りかかろうとしていると、なんと今回は家にまでやって来たいつかの男性。