「あ、ありがとう……!」
教えてくれた子にお礼を言って、私は慌てて三人の元へ行く。
「もう、わざわざ三人そろって教室まで迎えに来なくていいよ……っ」
「ん?なんでだ」
「なんでって……」
「どうせ同じ目的地なんだから迎えに来たっていいだろ」
不思議そうにする明志くんは全然わかってない。
ERRORsというチームがみんなにとってどれほど憧れのチームかってこと。
その幹部のイケメン三兄弟が二年生の教室に来たら、それはもうすごい注目の的になっちゃうってことも。
「明志せんぱーい!」
「ん?」
声の方へ振り返った明志くんに、声の主である女の子たちは「キャー!!」と叫びながら逃げていく。
「なんだ……?」
「明志のファンって遠巻きから応援するタイプが多いよねー」
「あれだろ、珍獣を見守る感覚」
「あーね」
「おい、どういう意味だ」
そんな会話をしてる間も、蒼依くんやゆずくんは向けられる熱い視線に気まぐれに笑顔を送ったりして応えている。
お兄ちゃんたち、ほんとに人気者だなぁ。
教えてくれた子にお礼を言って、私は慌てて三人の元へ行く。
「もう、わざわざ三人そろって教室まで迎えに来なくていいよ……っ」
「ん?なんでだ」
「なんでって……」
「どうせ同じ目的地なんだから迎えに来たっていいだろ」
不思議そうにする明志くんは全然わかってない。
ERRORsというチームがみんなにとってどれほど憧れのチームかってこと。
その幹部のイケメン三兄弟が二年生の教室に来たら、それはもうすごい注目の的になっちゃうってことも。
「明志せんぱーい!」
「ん?」
声の方へ振り返った明志くんに、声の主である女の子たちは「キャー!!」と叫びながら逃げていく。
「なんだ……?」
「明志のファンって遠巻きから応援するタイプが多いよねー」
「あれだろ、珍獣を見守る感覚」
「あーね」
「おい、どういう意味だ」
そんな会話をしてる間も、蒼依くんやゆずくんは向けられる熱い視線に気まぐれに笑顔を送ったりして応えている。
お兄ちゃんたち、ほんとに人気者だなぁ。