《……愛してるよ。苺花》
「~~~……!?」
そんな甘いセリフを言われたのは生まれて初めてで、一気にキャパオーバーした。
《フッ……ハハッ》
「!?な、なんで笑うのっ?」
《いま苺花、可愛い顔してるんだろうなって》
「〜〜……っ」
翠くんのせいで可愛いどころか、湯上がったタコみたいなひどい顔になっちゃったよ……っ。
《そろそろ切ろうか。おやすみ、苺花》
「うん。おやすみなさい、翠くん」
通話を切ってすぐ、私は枕にボフッと顔をうずめた。
翠くんってば、翠くんってば!
いくらなんでも甘すぎるよ……!!
私は布団から顔を出して、ベッドの横に置いてある消しゴムを手に取る。
図書館で、翠くんと初めて会話した時に拾ってもらった消しゴム。
これを見るだけで胸がキュンとして、幸せな気持ちになれる。
前途多難だけど、私たちはきっと大丈夫。そんな気がした。
「~~~……!?」
そんな甘いセリフを言われたのは生まれて初めてで、一気にキャパオーバーした。
《フッ……ハハッ》
「!?な、なんで笑うのっ?」
《いま苺花、可愛い顔してるんだろうなって》
「〜〜……っ」
翠くんのせいで可愛いどころか、湯上がったタコみたいなひどい顔になっちゃったよ……っ。
《そろそろ切ろうか。おやすみ、苺花》
「うん。おやすみなさい、翠くん」
通話を切ってすぐ、私は枕にボフッと顔をうずめた。
翠くんってば、翠くんってば!
いくらなんでも甘すぎるよ……!!
私は布団から顔を出して、ベッドの横に置いてある消しゴムを手に取る。
図書館で、翠くんと初めて会話した時に拾ってもらった消しゴム。
これを見るだけで胸がキュンとして、幸せな気持ちになれる。
前途多難だけど、私たちはきっと大丈夫。そんな気がした。